小僧さんの話
祭り
祭りの音にはしゃぎすぎて、転んで怪我した経験がある恩林寺の小僧です。
祭りっていいものですよね。
なぜか、心が愉しくなるというか、ワクワクドキドキしてきます。
心理学によると子供の頃、楽しかった時に聞いた音楽は大人になってもワクワクするそうです。
みなさんの幼い頃の「祭り」はどんな想い出がありますか?
昨日今日と、僕の地元で「高山祭」がありました。
日本三大祭の一つであり、平成最後ということもあり、かなりの観光客が来訪されました。
僕の子供の頃は、祭りの音を聞くと祖父と2人で出かけていき、金魚すくいやベビーカステラ、スーパーボールすくいなど、たくさん歩き回ったのを覚えています。
「あれ欲しい」
「これいいな」
その度に祖父がお金を出し、成功した僕を褒めてくれたり、失敗した僕を慰めてくれたり……。
今思えば、祭りほどお金を無駄使いにするものはありません。なのに、なのに…。祖父はそれを知っててそれでも笑顔でお金を出してくれました。
感謝しかないです。
祖父は普段からも僕を支えてくれました。おもちゃを片付けてくれてたり、ヒーローごっこでは悪役になってくれたり。
たくさんのことでメーワクもかけました。
今年の祭りは天候が悪く、早めに切り上げたそうですが、こんな感じでした。
今でも祭りの音は僕の耳に残ってます。幼い頃の僕の笑顔とともに…。
今でも祭りの音は僕を愉しくさせます。あの時の祖父の笑顔とともに…。
この思いがいつか届きますように今日も笑顔で仕事や勉学に励んできます!
今回も読んで下さりありがとうございました。もしよかったら、「たけのこ」も見てください。
それでは、また来週!
小僧合掌
大学
大学の後輩に、いつもお世話になってる和尚の息子がいて焦った恩林寺の小僧です。
今日は大学について話しましょう 笑笑
僕の通ってるところは「花園大学」。
ラクビーで有名ってよく言われるんだけど、それは、花園にあるラクビー競技場であって多分、サークル自体は弱い方だと思うんです。
それより花園大学は、社会福祉系統で有名なんです!
介護やら、保育やら、あとは臨済宗の大学としても有名です。
(臨済宗は仏教の宗派です)
普通に大学で坊さんを見るなんて他の大学ではないと思います。
だから、僕みたいな坊主も、普通にいる大学なので過ごしやすいです。
でも、でも…いかんせん、可愛い女の子があまりいない。
それが唯一、残念なことですね 泣
和尚さんに「唾つけとけ (笑)」なんて言われますが未だに出来ないまま…
大変なことになりそうで、なりそうで…
しかし、女の子は顔が全てではありません!!
人間みんな、性格が1番です!!
今日も自分磨きをしていこうかな?
よし、気合を入れて、頑張ろう!!
今回も読んで下さりありがとうございました!
もしよかったら「たけのこ」も見てください。
それでは、また来週!
お粥
夢の中でフライパンが落ちてきて恐怖で目覚めた恩林寺の小僧です。
実は、風邪をひいてしまいました。
熱は推測37.5ほどなんですが、なんといっても、鼻水と咳が止まらないのです。
授業に行くまでに、電車に揺られて1時間かかります。とても大変な思いをしながら通いました。
風邪をひくと、親が側にいてくれることの有り難さと普段から健康にいられることの有り難さを痛感いたします。
小さい頃は、風邪をひいた時のお粥がとても美味しかったのに、僧侶の生活では、毎朝がお粥なので、なんとも言えません。しかし、母の手作り料理は今でも舌が覚えているくらい、とても大好きです。
あれこれと面倒くさいことも山ほどあると思います。しかし、風邪をひくと、やらなきゃ行けないことまで出来なくなります。
普段から、風邪の予防に努め、また少しでも親孝行できるように、僕もですがお互いに頑張りましょう。
萬福寺では、桜も散り、緑が多くなってきました。くれぐれもどうかお体は壊さないよう、お過ごしください。
小僧合掌
頭陀袋083 貧者の一灯
釈尊が舎衛国にいらっしゃった時、その国に大変貧しくて身寄りのない一人の女性がいました。
彼女は、深く釈尊に帰依しておりましたので、国中の人たちがそれぞれの立場において
釈尊とその弟子たちに供養をしているのを見て自分も、何とかして釈尊に供養したいと考えました。
あるとき、一日中、休むことなく人々の慈悲にすがり何とかして一銭の(わずかの)お金を得ることができたのでそのお金をもって油を買おうと店に行きました。
店の主人は、わずかのお金で油を買おうとする彼女をいぶかしく思い、そのわけを尋ねます。彼女は、そのわけを話すと主人は彼女を憐れむと同時に感動して、値段以上の油をくれたのです。
「これなら、どうやら1台の灯明を供養することができる。」彼女は喜んで灯明を作り、釈尊のおられる精舎に行き、たくさんの灯明の中に自分の供養する灯明をそっと置いてきたのです。
彼女のささげた灯明は風が吹いても消えることなく、一晩中、輝き続けました。夜が明けると他の灯明はすべて燃え尽きたり、消えたりしているのに、彼女の真心こもった一灯のみは依然として輝き、消そうとしても消すことができなかったというのです。
これは、「貧者の一灯」という大変有名なお話です。富める者が、財力にものを言わせて供える万灯よりも、貧しくても真心こめて供えた一灯が比較にならないほど尊いものであることをしめしています。これこそ真の「布施」であるといえましょう。
生活にゆとりができたから。今ならお金もあるから。というのでは本当の布施にはなりません。
見返りを期待せず、相手のことを思いやる、真心こめて行うのが本当の布施というものなのでしょう。
天命とか運命というものがあるか、無いかというのはまことに難しい問題です。科学的に証明できないから、そんなものはない、という見方もできるし、そう考える人もいるでしよう。
しかし、孔子はそうしたものはある。として「自分は五十にして天命を知った。」と、はっきり言っているのである。
孔子は昔の人が説き、実践した道というものを研究し、それを現代に生かし、また後世に伝えることを生涯の仕事としたが、それは自分の意志や考えでやっているのでなく、それを超えた偉大な力、すなわち、天命によってただやらされているのである。と、考えたわけです。考えてみれば、お互い人間として生まれてきたこと、この日本に生まれてきたことも、自分の意志でできたことではない。それだけではない、大きな運命のめぐりあわせによって今があるのだと考えればいわばこれは天命であり、そこに、一つの安心感が沸き、少々のことでも動じない自分というものを自覚できるのではないか。理屈では証明できない何かに早く気が付くべきでしょう。(腹をくくりなさい。)。
住職合掌
小僧さんからお便り
平成最後の春期法要に宗猷寺・正渓寺・清見寺様にお越し頂き、無事にお勤めすることができました。多くの参拝者の方に来て頂けた事、とても感謝しております。皆さまの思いが少しでも、仏様のもとへ届きますよう、私たちも常に祈っております。
今後ともどうぞ、よろしくお願いします。
小僧合掌
実際の頭陀袋はこちらです。
みなさん、礼和ですよ
新しい天皇様に変わり、日本では、年越しの夜のようになりました。
元号とは、昔の日本が中国をマネて作ったもの。
それが今でも続いいると思うと、すごいですよね。
いま、このブログを読んでるあなた。
これから生まれてくる令和の子供たちには、「平成なんて古い」と言われそうですが、過去があるからこそ今がある。
そう、言ってあげて欲しいです 笑
今回も読んで下さり、ありがとうございます。
どうか令和の年も、恩林寺のことを、よろしくお願いします。
風邪ってつらいですよね。
GW中に風邪をひき、どこにも出られなかっお恩林寺の小僧です。
風邪ってつらいですよね。何も出来なくなります。
普段、健康だからこそ、その状態がなくなった時に、気付くのでは無いでしょうか?
よく失恋の歌などにも「愛する人を失って気づいた」なんて歌詞が登場してきますし、
葬式やらでもその人を思い出して気付くことや感じることがあります。
普段の生活を当たり前にしている自分がいます。
それは僕も同じです。
この際に1回、誰のおかげで今生きているのか考え直してみてはいかがでしょうか?
と言いながら、自分にも問いかける小僧の小噺でした。
風邪は治りました!
これからも頑張っていきます!よろしくお願いします!
小僧合掌
おい!勉強の方は?
床の木のささくれで怪我をし、机の下に落ちた荷物を取る際に頭を打った、ポンコツな恩林寺の小僧です。
最近、大学の中で、お笑いコンビを結成しました!
相方は天台宗のある寺の小僧です。
僕は「たけのこ」、相方は「きのこ」、そして、コンビ名は「のこのこ」です!
といっても半分趣味でやっていて、身近な友達や先生を笑わせるだけ。。
ただ、今年の学園祭に出場したいなと考えています。
そのためにネタ作りを頑張っています。
おい!勉強の方は?
2年生になり、哲学や仏教の難しい部分に突入し、結構大変になってきています。
漢文も高校の基礎があるからよかったものの、他の友達の中では苦戦してる人もいます。
でも、頑張ります!
みなさんに少しでも面白いお話や、ためになるお話を持って帰りたいと思っています。
京都では、だいぶ暑くなってきました。
今の時点で半袖半ズボンの状態なので、夏には裸で過ごさなければなりませんね(笑)
みなさんも体調に気をつけて。
小僧合掌
京都市の催しに参加
京都市の催しに参加し、景品交換でトイレットペーパーをたくさん持ち帰った、恩林寺の小僧です。
この前、京都の中心で就職活動と学生ボランティアをつななぐ催しがありました。僕はある先輩に頼まれていたので、同じ坊さん仲間を呼んで参加しました。
すると、思っていたのとは違い、ビックリしたのです!企業の方もこられるので、かたっくるしいのかなぁと思ってましたが、みなさんがニコニコしていて、穏やかな雰囲気でした。
僕は、「坐禅会」というものをやっています。みんなは、「坐禅」棒で叩かれたり、時間が長かったりと、何か難しそうなイメージがあると思います。
確かに現実はそうですが、今回の「坐禅会」は、時間少なめで、棒でも叩きません!ただ、じぶんのこころをゆっくり落ち着かせてみよう!ということなのです。みんなに少しでも、この楽しさを実感してもらいたいと思って活動しています。
みなさんも、気持ちに焦りが生じた時、坐禅をしてみたらいかがでしょうか?何か困った時、好きな人との連絡の取り方が分からなくなった時、一度、座ってみたらいかがでしょうか?
最後に余談です。
その催しで、なんと6時間も喋り続けました。なので声が枯れています。
今回も読んでいただき、ありがとうございました!
小僧合掌
暑い。暑い。暑い。
暑すぎでタンクトップで寝たら、朝が寒すぎて大変だった恩林寺の小僧です。
暑い。暑い。暑い。とにかく暑いです。5月だというのに34℃という猛暑。京都の人たちも薄手の服や、半袖を着ている人だらけで、外国人さんなんか、タンクトップに半ズボンの方もいました。
僕もその暑さに耐えきれず、部屋の模様替えをしました。扇風機を引っ張り出し、暖房を片付け、布団も夏仕様の涼しいものにしました。
しかし、模様替えするだけで汗がダラダラ出てきて、タオルを首にかけて行うくらいでした。夏がそろそろくるんですね。また猛暑になるのでしょうか?
春の色はもう終わり、草木は緑が多くなってきています。黄檗樹には緑色の芽がでてきました。季節の移り変わりが見られます。僕も少しずつ、季節とともに変わっていきたいです。いや、変われるように頑張ります!
小僧合掌
ご回向申し込み書ダウンロード
この度、恩林寺のホームページにて法要の申し込み書をダウンロード出来るようになりました。寺の法要に初めて参拝する方、少しでも興味がある方、寺報『頭陀袋』を貰っていない方や、紙を無くされた方にも使って頂けたら光栄です。
以下のURLからアクセスし、
http://onrinji.info/about/osegaki.html
「ご回向申し込み書ダウンロード」をクリック。
ダウンロードされますので「印刷」をクリックするとすぐに印刷できます。
直近の6月30日に行われる施餓鬼法要は大変大きく、重要な催しです。
たくさんのご参拝、お待ちしております。みなさん一緒に、仏様と触れ合いましょう!
小僧合掌