古田住職の話

頭陀袋095 主人公

2020-05-01

主 人 公人は本当に自分自身、主人公でいるかどうか? 考えてみると極めて疑わしい。他人のちょっとした批判を気にして、その言葉に引っかかり、何日も何日もこだわり続けている。自分自身の主人公は他人になって...

頭陀袋094 破顔、微笑、大笑

2020-04-01

「笑う門には福来る。」と申します。不思議なことに幸福な人のところには幸福が集まり、不幸を嘆いている人のもとには不幸が集まります。大いに笑って不幸を吹き飛ばし、幸福を招くことに致しましょう。笑いの表現と...

頭陀袋093 「いまどきの若い者は?」

2020-03-01

最近の世相を嘆く言葉の中に「今時の若い者は…」というのがある。これは現代ばかりでなく、昔からあった言葉のようである。沢庵禅師は、徳川三代将軍家光公の側近として知られるが、禅師は、「今どきの若い者は。」...

頭陀袋092 縁の下の力持ち

2020-02-01

“縁の下”を辞書で引くと(えんがわの下、とか、床下)と、出てきます。これから想像し、“縁の下の力持ち”とは土台石のことだと早とちりしてしまう人がいるようです。“土台石のように目立たないところで大物を支...

頭陀袋091 雪舟とネズミの話

2020-01-01

令和二年は十二支の一番初め、子年に戻ってきました。子年生まれの方、それぞれ一つの区切りの年、と受け止めておられる方もあるでしょう。さて、時は室町時代、備中赤浜(今の岡山県総社市)の禅寺、宝福寺に一人の...

頭陀袋090 『今を気張らにゃ』

2019-11-28

平成八年三月一日、私は京都黄檗山萬福寺五雲居におりました。この日は宗内の僧侶育成のための春季講習会が実施中。その頃の私は二十数年のサラリーマン生活を続けておりました。勤務先のオーナーは裸一貫から身を起...