華岳山 恩林寺の宗派について
当寺の宗派は黄檗宗(おうばくしゅう)です。
時折「なんて読むんですか?」とお尋ねになる方もおられます。
学校の歴史の授業で仏教を学習される際、平安・鎌倉時代が中心になってしまい、江戸時代に伝わった仏教の黄檗宗は、馴染みがないかもしれません。
座禅を行うことから曹洞宗や臨済宗の一派と勘違いされる方もおみえです。
黄檗宗について
■黄檗宗は、日本における仏教の宗派
臨済宗、曹洞宗に次ぐ禅宗の一つで、唐の僧・黄檗希運(臨済義玄の師)の名に由来します。
臨済宗、曹洞宗は徐々に日本風に姿を変えていきましたが、黄檗宗は現在においても当時の明朝風様式を伝えているお寺が多いのが特徴的です。
中国では臨済宗に含まれますが、中国的な法規が日本の臨済宗とは異なったため、独立した一宗派となりました。
本山は隠元隆琦の開いた、京都府宇治市の黄檗山萬福寺です。