隠元禅師

13.日本へ渡来

2020-02-01

慧明寺に住持されてから一年余りたった頃、隠元老和尚から、「海を渡って日本に来て教化の手伝いをするように」と親書が届けられました。禅師は、「日本においでになるお師匠さまのいいつけであるから、そむくわけに...

12.太平寺の住持

2019-12-31

太平寺は滴たるばかりの翠の山々に囲まれていました。禅師は座禅の余暇には田植えをされたり、野菜の種子を蒔かれたり、畚を負って土を運んだり、薪を採ったりされて、悟後の修行を積まれました。ある僧が、「隠元老...

11.払子を授與される

2019-11-28

ついで西堂という重い役に就かれた禅師は、「真赤に燃えあがった炉で鍛えあげた禅者という者は天をも持ち上げる力量が備わっているでしょうが、そのことは今は問いますまい。仏祖が悟った印として授けられる印可は何...

10.中国の黄檗山へ登る

2019-11-01

かつて費隠老和尚のもとでお目にかかったことのある隠元老和尚が黄檗山で住持されていました。禅師は黄檗山に登って足をとどめられました。ある日、「燃えさかる焔のなかに身を横たえる、そうした場合についてお教え...

1.黄檗山萬福寺

2019-02-01

京都の南の郊外。宇治の里は、平安朝時代から貴族の別荘地として知られていました。今、この地訪づれてみますと、そこには当時の栄華を誇る平等院の殿堂や、寺社の面影を髣髴とさせる幾多の遺蹟を見ることができます...